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劇場版SHIROBAKOのざっくり感想

劇場版SHIROBAKOみてきました。ざっくり感想を。

そんな突っ込んだ話はしてませんが、一応未視聴の方はご注意ください。

一言で言うと、おれも頑張らないとなぁと思わされました。


あの頃のまま、ゴタゴタしつつも、アニメづくりに励んでいるのだろうと思っていたのですが、世の中そうはうまくはいかない。車のエンストといい会社の概観といい、十分にフリはあったんですけどね。昇り調子だった頃を知っている分、序盤の凋落したムサニや、頑張ってる仲間に合わせる顔がないといった感じの宮森の姿は堪えました。

 

作監のキャリアは積んでいても、ダメ出しはされる(うえに、まだ収入苦しそう。生々しい)。売れてきてはいても、評価されるプレッシャーや将来への不安は消えないし、やりたい仕事が来るとは限らないし。

 

物語はめでたしめでたしになって終わる。でも現実は、一度めでたしとなっても常にその次がある。その次その次とやっていく中で別の苦しみがやってきたり停滞感が襲ってきたり。
じゃあどうすんの? というと、結局のところはなんとか頑張るしかないよね、とそういう映画だったように思った。

 

杉江さんのアニメ教室での「初心」に立ち返るようなエピソードがよかったなと。
めでたしの先での苦しみや停滞感になんとか立ち向かうときに、そこから気付かされたり励まされたりするんだろうなとか。

 

僕の個人的なリアルは公私共に順調なのですが、またどこかで下り坂に出会うんだろうななどと、映画館から自宅へ車を運転してて思いました。永遠に勝ち続けるギャンブラーはいない。満ちた潮は必ず引いていく。と言ったのは「銀と金」の森田だったか。

 

いつか来る落ち目にあったとき、それでも頑張らないといけない。
精一杯ものをつくる人間に、やっぱり憧れを感じてしまいますね。
TV版とはまた違う味でしたが、やっぱSHIROBAKO好きですね。

 

余談だけど、権利の関係で作品が頓挫したりお金掠め取られたりとかいう胸糞展開は現実のゲーム業界等等でもいっぱいあるんだろうな、とか思った。ごらんの有様だよ、とか?


あと、宮森の妄想がやたら作画カロリー高いの草。